血液検査

腫瘍マーカーについて

しこりは体内の細胞が突発的な異常分裂を繰り返して形成するものです。
ご存知の通りしこりには良性と悪性があり、一般的に言われる「がん」は悪性腫瘍にあたります。

悪性腫瘍が出来ると、健全な細胞からはほとんど作られることのない特殊な物質が大量に生成され、血液中に流れ出します。この特殊な物質こそが「腫瘍マーカー」なのです。もちろん、良性のしこりからも多少は生成されているのですが、その量は悪性腫瘍とは比べ物になりません。

腫瘍マーカーの血中値を調べる検査方法

大腸がんなどの血液検査では、がん細胞自体が産生したり、がん細胞があることによってつくられる腫瘍マーカーが、血液中にどの程度あるかを調べる検査方法で、がん診断の1つの目安となります。

この腫瘍マーカー検査は、血液を採取するだけと容易におこなえるため、普及率が高い検査法です。また、近年の研究によって、判断材料となる腫瘍マーカー数も50以上にまで増え、がんの発見精度が年々高くなっている検査法ともいえます。

腫瘍マーカーには、たんぱく質、酵素を始めとしたさまざま種類があります。大腸がんではCEA(がん胎児性抗原)CA19-9などが指標として用いられますが、進行がん患者であってもこの数値が陽性値となるのは半数以下と少なく、がんの早期発見には効果を示しさないのが実情です。
そのため、がんを発見する目的ではなく、その他の補助的な診断方法として使用されている検査といえます。

他の検査の補助的な役割を持つ

発展途上の腫瘍マーカーですが、手術や抗がん剤による治療効果を判断するうえではとても有効な手段です。たとえば、大腸がんの手術をおこなった数年後に、CEAが高い上昇率を示した場合、再発や肝臓・肺などほかの臓器への転移が疑われます。逆に、CEAが低下していれば治療効果が見込めると見なすことができるのです。

精度や適用範囲の少なさから、現在はがんの補助診断としての位置づけですが、検出される腫瘍マーカーの種類が今後さらに増えていけば、がんの検出精度も飛躍的にあがる可能性もあるため、この先に期待が持てる検査方法といえます。

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