クーロン病

若者に多い病気

腸に炎症が起こり、浅い潰瘍ができる病気を「クーロン病」といいます。
この病気は1932年、アメリカの医師によって発見された病気です。発見当時はまれな病気だったため、あまり知られる機会はなかった病気です。しかし、1980年代以降に病気が増加し続けたため、一般的に知れ渡るようになりました。患者数の増加は現在も続いていて、日本国内だけでも約3万人の方が発症している病気です。

クローン病は主に10~30代の若者層に多い病気です。その中でも20歳代は特に発症率が高く全体の3分の1を占めています。また男性に多い病気でもあり、発症率は女性の2倍といわれています。

症状について

クローン病は炎症の範囲によって、「小腸型」「小腸・大腸型」「大腸型」の3つに分類されますが、それぞれの発症頻度はほぼ同じ程度です。また、潰瘍性大腸炎のように限られて場所に潰瘍が出来る訳ではなく、口から肛門までのあらゆる消化管に潰瘍が現れること、一箇所に集中して潰瘍が出来るのではなく、消化管のあちこちに潰瘍が出来るのが特徴の一つといえます。
他の病気と比べ強い炎症を起すことや、潰瘍が深い場所に出来ることから、腸に穴を空けてしまうこともある病気です。

主な自覚症状は、慢性的な下痢と腹痛です。しかし重症化すると、食事の度に腹部に激痛が起こり、吐き気や嘔吐、高熱、栄養障害などが現れる場合もあります。

原因は免疫異常と食生活

クローン病の決定的な原因は現在も明かされていませんが、主に免疫の異常と考えられています。
本来免疫は、外から侵入した細菌を攻撃し、病気を未然に防いでくれるのですが、何かしらの原因によって機能異常を起すと、正常な細胞を攻撃目標にしてしまうことがあります。
その結果、腸内を傷つけ炎症を起させているのが、クローン病のメカニズムと考えられています。

また、動物性たんぱく質や脂肪を多く摂取する方の発症率が高いことから、食生活も関係していると考えられています。

クローン病には治療法がない

決定的な治療法はいまだ確立されていなため現在は「出来るだけ症状を抑え、病気を再熱させないようにする」のが治療の基本とされています。そのため、「栄養療法」が主な治療方法になります。
これは、たんぱく質や脂肪を除き、腸への負担を少なくした「成分栄養剤」によって、腸を回復させながら体に必要な栄養素を補給する治療方法です。

症状が重い場合には、栄養療法に加え「薬物療法」、「手術療法」、近年注目されている「抗TNFa抗体療法」なども併用しておこないます。

クローン病は医療機関での治療だけでなく、自宅での食事療法も必要になります。
また、ストレスも大敵となるため、ストレスためない生活も重要になります。もし発症した場合は、自身の生活を見直し改善することから始めていきましょう。

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