大腸憩室炎

憩室が多発する特徴を持つ病気

「大腸憩室炎」とは、大腸の粘膜に袋状の小さなくぼみである「憩室」が多発した状態をいいます。憩室とは、腸管にある粘膜の一部が外側に押し出されてできた袋状の小さなくぼみです。
これは、消化管の内側に飛び出すイボ状の突起物「ポリープ」とちょうど逆の症状といえます。

大腸憩室炎自体は命に関わるような病気ではありませんが、憩室があることで合併症を起す場合があり、その際には手術が必要になる場合もあります。

原因は加齢による腸壁の衰え

憩室が現れる最大の原因は、加齢によって大腸壁が弱くなることです。
加齢とともに大腸壁は弱くなり、ちょっとした圧力で腸が外に押し出されるようになるため、憩室が出来やすくなるのです。事実、60歳以上の高齢者の内、2~3割は大腸憩室炎を発症しているといわれています。

また、肉食中心の食生活も原因の一つと考えられています。食物繊維の少ない肉類などを多く摂取することで便量が減り、便秘を起こします。腸はたまった便を蠕動運動で何とか押し出そうと活発に動くのですが、これにより腸管圧が高まり、腸壁の弱い部分はその圧力に耐えられず外に押し出され憩室が出来てしまうのです。

基本的に治療は必要ない

大腸憩室炎は自覚症状もほとんどないため、特別な治療が必要になることはありません。
しかし、「憩室炎」「憩室出血」などの合併症を起している場合は、抗生物質による早期の治療と経過観察が必要になります。

基本的に治療の必要はありませんが、加齢と共に憩室の範囲が広がるため、合併症を起す可能性も高まります。そのため普段から憩室が出来ないように予防していくことが大切です。憩室の形成させないためには、腸圧を高めないよう便通を整えることが重要です。
そのためは、食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂ることや、暴飲暴食、アルコールを控えるなどをを心がけ便秘にならないようにしていきましょう。

体をいたわる気持ちを忘れない

加齢と共に臓器も衰えるのは自然の摂理ですが、生活習慣を改善するだけでもその衰えを遅らせることは出来ますので、体の状態をしっかり把握し、無理のない食生活を送るなど体をいたわる気持ちを忘れずにしていきましょう。

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