小腸タイプ

適切な治療をおこなうための分類

通常、常習性の便秘(機能性便秘)は、腸の動きが鈍ることが原因の「弛緩性便秘」。腸のけいれんが原因となる「けいれん性便秘」。生活習慣が原因の「直腸性便秘」の3種類に分類してきました。しかし、常習性の便秘は症状が変化したり、他の症状を併発することから、分類分けが難しく適切な治療をおこなえない問題点がありました。

そこで、便秘の原因となっている障害が腸のどの部分にあるのかを、より細かく分類分けし、調べる方法がとられる場合があります。そのタイプはこれまでの3種類ではなく、「小腸タイプ」「結腸タイプ」「内容物タイプ」「肛門・直腸タイプ」「その他」の5種類となります。

術後の腸管癒着が原因に

小腸の障害でもっとも多いのが、手術後に起こる腸管の癒着です。胃がんや十二指腸潰瘍、虫垂炎などの手術をおこなうと腸管癒着がおこる場合があります。

重症化すると腸が引っ張られ、肛門へ送る蠕動運動などが伝達されないことが起因となり腸閉塞になることもあります。癒着場所が中心となって腸管がねじれ曲がるため、内容物の移行がスムーズにおこなえなくなり、腹痛や慢性的な便秘を起こすことになります。

クローン病も慢性便秘の起因に

そのほか、クローン病などが小腸タイプの便秘の原因になることもあります。
クローン病は、免疫の異常と、動物性タンパク質や脂肪を多量に摂取する食生活が原因とされる病気です。初期症状が腹痛と下痢のみであることから、クローン病だと気づかずそのまま放置してしまうことがあります。そのまま放置すると、痔など肛門の病気を併発することもあるので注意が必要です。

この病気にかかると口から肛門までの消化管のいたるところに炎症が起こり、びらんや潰瘍が発生します。当然小腸にも潰瘍ができるため、食物の移行がスムーズにおこなえず、これが原因となって慢性的な便秘を生じることになります。

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